真言密教の根本仏(大日如来:だいにちにょらい)と一体(瑜伽)
阿字観とは、真言密教を伝えた弘法大師・空海が説いた、瞑想を中心とする重要な修行法です。
単なるリラクゼーションや精神統一を目的とした瞑想とは異なる非常に奥深い意味を持つ真言宗の特徴的な瞑想法です。
この瞑想の根幹には、「宇宙のすべては、大日如来のいのちそのものである」という真言密教の教えがあります。
阿字観は、私たちの内に秘められた仏性(ぶっしょう)を自覚し、宇宙の真理と調和するための実践法として、千年以上もの間、受け継がれてきました。
阿字観とは、自分もこの宇宙の根源とつながっている、そして、一体であることを体感する真言宗の特徴的な瞑想法です。
近年、ストレス軽減や集中力向上に効果があるとされる「瞑想」。仏教には古来より、様々な瞑想法が存在します。その中でも真言密教に伝わる「阿字観」は、真言の智慧を現代の私たちに届ける最高のツールです。この記事では、阿字観の基本的な実践法と、その深い効果について回を追いながらご紹介してまいります。
■ 阿字観瞑想
私たちが大宇宙から脈々と伝えいただいている共通した生命のことを「大日如来」といい、
それを古くインドで1文字に表したのが「阿(ア)」であります。
真理の言葉「阿(ア)」を心の中で念じ、また声に出すことで大宇宙(大日如来)と一体になることを感じる瞑想法が阿字観です。
(引用)高野山阿字観瞑想体験(瞑想)作法 リーフより
阿字観用心口決
真言宗の開祖弘法大師(774-835)の十大弟子の一人である実慧大徳(786-847)が記述し伝えた『阿字観』に関する書